日本が原産で、主に本州の太平洋側から九州にかけて見ることが出来ます。
寒さが残る2月頃から、特徴のある黄色い花を咲かせます。
これから見頃をむかえる「マンサク」、名前の由来と花言葉をご紹介します。
|こんな花を咲かせます
葉が出る前に花が咲きます。
1,5cmほどの黄色いヒモ状の細い花弁が特徴です。
日本のマンサク以外に
◎シナマンサク:中国原産で、12月下旬ごろから黄色い花を咲かせます。花の芳香が強いのが特徴です。
◎アメリカマンサク:北米原産で、10月~11月ごろにマンサクに似た黄色い花を咲かせます。
これらと日本のマンサクを交配し、黄色以外にオレンジ、赤などの花を咲かせる園芸種が多くつくられています。
|魔法の杖?!
英語では北米原産のアメリカマンサクを「Witch hazel(魔女のハシバミ)」と言います。これは、欧米でマンサクの枝を「魔女の杖」の材料にしていたと言われていた事、またアメリカの先住民も、占い棒として使用していたことが由来です。
|意外な花言葉
マンサクの花言葉は「霊感」「直感」「神秘」「閃き」「魔力」「不思議」です。
以前、東北地方ではマンサクの咲き具合で作況を占っていたことや、魔女の杖に使われていたり、占い棒に使用されていたことから花言葉が付けられました。
「ひらめき」の花言葉は、ぱっとはじけたような花の形にちなむともいわれます。
|まとめ
漢字で「満作、万作」と書きます。これは山で一番早く咲くことから「まず咲く」が転訛したという説、豊年満作の祈願から命名されたという説などがあります。
寒さ厳しく春はまだまだ遠い気がしますが、初春にかけて花が咲く「マンサク」。もう春を告げる準備を始めています。